この記事でわかること

  • NISA口座で買っているつもりが特定口座だった衝撃の失敗談
  • 短期売買・頻繁な売り買いが危険な理由
  • 相場下落時に売ってしまいそうになる心理とその対処法
  • アクティブ投資がインデックス投資に勝てない現実
  • 「最速でお金を増やす方法」ではなく「ゴミ商品を高額で買わない方法」を考えるべき理由
  • つみたて投資枠と成長投資枠の正しい使い分け
  • 1万円以下から始めることの重要性

新NISAを始めた当初、半年間ずっと特定口座で買い続けていました。

NISA口座を開設したはずなのに、気づいたら非課税枠を一切使っていなかった——これが実際にやってしまった失敗です。

この記事では、実体験をもとに新NISAでやってはいけないことを5つお伝えします。同じ失敗をしないように、ぜひ最後まで読んでください。


やってはいけないこと①|NISA口座で買っているか確認しない

半年間、特定口座で買い続けていた

新NISAを始める時、楽天証券の口座開設画面で「NISA口座を開設するか」という欄に「はい」と回答しました。

そのため「NISA口座を開設したから、これ以降の購入は自動的にNISA口座で買われる」と思い込んでいました。

しかし実際は違いました。

半年ほど経って購入履歴を確認してみると、すべての購入が「特定口座」になっていて、NISA口座の銘柄が一つもありませんでした。

慌ててその場で買い直しましたが、半年間の購入分は特定口座のままです。

なぜこの失敗が起きたのか

NISA口座を開設しても、購入時に「NISA口座で買う」という設定を自分でしなければ、自動的には特定口座で買われてしまいます。

楽天証券の場合、購入画面で「特定口座」「NISA口座(つみたて投資枠)」「NISA口座(成長投資枠)」のどれで買うかを選ぶ必要があります。

この失敗から学んだこと

「行動した後も、見直しと復習を忘れない」——これがこの失敗から得た教訓です。

何事も挑戦してみることは大切ですが、行動した後に確認・見直しをする習慣も同様に重要です。投資を始めたら、定期的に購入履歴を確認することを強くおすすめします。

対策

購入後に必ず「NISA口座」で買われているかを確認してください。

積み立て設定をする場合は「つみたて投資枠」から自動的に引き落とされるよう設定されているかを確認しましょう。


やってはいけないこと②|短期売買・頻繁な売り買い

最初の頃は何度も短期売買をした

投資を始めた最初の頃、日本株で何度も短期売買をしてしまいました。

米国株はインデックス連動の銘柄を買う一方で、日本株は少額で自分が買ってみたい株や株主優待がもらえる株を購入。しかし株価の乱高下に耐えられず、何度も売り買いを繰り返してしまいました。

短期売買が危険な理由

新NISAは長期投資のための制度です。短期売買を繰り返すと、以下の問題が発生します。

問題内容
非課税枠の無駄遣い売却した分の枠は翌年まで復活しない
手数料の積み重なり売買のたびに手数料が発生する
感情的な判断になりやすい株価の動きに一喜一憂して正常な判断ができなくなる

新NISAの非課税枠は年間360万円・生涯1,800万円という上限があります。短期売買で枠を無駄にしてしまうのは非常にもったいないです。


やってはいけないこと③|相場下落時に慌てて売る

最初は下落のたびに売りたくなった

投資を始めた最初の頃、相場が下落するたびに「早く売らなければ」という気持ちになることが何度もありました。

実際に売ってしまったこともあります。

下落時に売ることが最悪の選択な理由

インデックス投資において、相場下落時に売ることは最も避けるべき行動です。

長期的に見れば、相場は下落しても回復する傾向があります。下落時に売ってしまうと、その後の回復の恩恵を受けられません。

トランプ関税ショックを経験した時も、気にせず毎月決まった日に淡々と買い続けることで乗り越えました。

下落はバーゲンセールだと思って買い続ける——この精神が長期投資の鍵です。


やってはいけないこと④|アクティブ投資に手を出す

インデックス投資の利回りは投資ではないという人たち

「インデックス投資の利回りなんて投資とは言えない」——そういう考え方の人たちが、アクティブ投資に積極的に手を出しています。

アクティブ投資とは、ファンドマネージャーが銘柄を選んで市場平均を上回るリターンを目指す投資方法です。インデックス投資と比べて手数料が高く、必ずしも市場平均を上回れるわけではありません。

周りでアクティブ投資に勝てた人はいない

自分の周りで、アクティブ投資に手を出してインデックス投資を上回る結果を出せた人は1人もいません。

データ的にも、長期的にインデックス投資を上回るアクティブファンドは非常に少ないとされています。

FPの知識がないと「良い商品」と勘違いしてしまう

FPの知識がない状態では、投資適格を判断できず、リスクの高い商品を良い商品だと勘違いしてしまうリスクがあります。

どのくらいの利回りからリスクが高くなるかがわからないまま投資をすると、詐欺的な商品や高リスク商品に引っかかってしまいます。


やってはいけないこと⑤|制度を正しく理解せずに始める

つみたて投資枠と成長投資枠の違い

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。

種類購入方法年間上限
つみたて投資枠積立金額と開始日を設定して自動購入120万円
成長投資枠自分で購入ボタンを押して買う240万円

自分で購入ボタンを押して買うと成長投資枠になります。 つみたて投資枠を使いたい場合は、積立金額と開始日を設定して毎月自動で購入される設定にする必要があります。

非課税枠1,800万円について

生涯の非課税枠は1,800万円ですが、1,800万円の余剰資金が手元にある人でなければ、枠の使い方を細かく考える必要はありません。

毎月コツコツ積み立てながら、使える分だけ投資していけば問題ありません。

旧NISAとの違いで混乱しない

旧NISAと新NISAは制度が大きく異なります。旧NISAを知らずに新NISAから始めた方は、混乱することなくスムーズに始められるはずです。

旧NISAの情報を参考にすると混乱するので、必ず新NISAの情報を確認してください。


複利の力を活かすために絶対にやるべきこと

新NISAは「続けること」が最大の武器

新NISAで最も重要なことは、とにかく続けることです。

複利の力は長期間投資を続けることで初めて発揮されます。短期間で結果を求めて売り買いを繰り返すと、複利の恩恵を受けられません。

積み立て期間月3万円・年利7%の場合の資産額
10年約520万円
20年約1,560万円
30年約3,560万円

20年と30年では約2,000万円もの差が生まれます。 これが複利の力です。

売らないことが最強の戦略

新NISAで複利の力を最大限に活かすためのシンプルな戦略があります。

「買ったら売らない」——これだけです。

相場が下落しても売らない。含み損が出ても売らない。ひたすら毎月積み立て続ける。この一見地味な行動が、長期的には最も強力な投資戦略になります。

自動積み立て設定で「続ける仕組み」を作る

複利の力を活かすために最も効果的な方法が、積み立て設定を自動化することです。

毎月手動で購入すると、「今月は相場が悪いから買わないでおこう」という感情が入り込みます。自動積み立て設定にしておくことで、感情に左右されず機械的に買い続けられます。

楽天証券では積立日・積立金額・投資先を一度設定すれば、あとは自動的に毎月購入が実行されます。「設定して放置する」が新NISAの正しい使い方です。


投資初心者へのメッセージ|失敗しないためにやること

矛盾するようだが「小さな失敗から学ぶ」が正解

失敗しないためにやることは、矛盾するようですが「早めに試して小さな失敗から学び、同じ失敗を繰り返さないこと」です。

今の時代、投資に関する情報は溢れていますが、正しい情報を見つけることが非常に困難です。FPで知識の土台を固めるだけでも、致命傷を負うリスクは大幅に減らせます。

「最速でお金を増やす方法」より「ゴミ商品を高額で買わない方法」

投資初心者が考えがちなのが「どうやったら最速でお金が増えるか」という発想です。

しかしこれは逆です。

投資初心者が考えるべきことは「ゴミ商品を高額で買うことをどうやったら避けられるか」です。

リスクの高い商品・手数料が高い商品・詐欺的な商品——これらを掴まないための知識を先に身につけることが、投資で失敗しないための最短ルートです。

まずは1万円以下から始める

失敗しても取り返せるように、最初は1万円以下の少額から始めることをおすすめします。

少額で始めることで、株価の乱高下を体感しながらリスクを肌で覚えることができます。大きな金額を動かすのは、十分な知識と経験を積んでからで十分です。


まとめ|新NISAでやってはいけない5つのこと

#やってはいけないこと対策
1NISA口座で買っているか確認しない購入後に必ず口座種別を確認する
2短期売買・頻繁な売り買い長期積み立てを徹底する
3相場下落時に慌てて売る下落はバーゲンセールと考えて買い続ける
4アクティブ投資に手を出すインデックス投資を基本にする
5制度を正しく理解せずに始めるつみたて投資枠と成長投資枠の違いを把握する

新NISAは正しく使えば、インフレ時代に資産を守る最強のツールです。

まず1万円以下の少額から始めて、制度と投資の感覚を身につけていきましょう。


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