貯金と投資の割合はどう決める?|毎月手取りがバラバラな不動産営業マンが「金額固定」にした理由
この記事でわかること
- 貯金と投資の割合を「割合」ではなく「金額」で決めるべき理由
- 生活防衛資金の目安と投資を始めるタイミング
- 手取りがバラバラな人が実践している仕組み
- 「3年以内に使うお金は投資に回さない」という基準
- 子供がいる家庭での資産管理の考え方
- 収入が増えた月に全額を投資に回してはいけない理由
「貯金と投資、どのくらいの割合にすればいいんだろう」投資を始めた頃、ずっとこの疑問を持っていました。
ネットで調べると「収入の20%を投資に回すべき」「貯金3:投資7が理想」など様々な意見が出てきます。しかし月々の手取りがバラバラな私には、割合で管理することがどうしても合いませんでした。
試行錯誤の末にたどり着いたのが、「割合ではなく金額で固定する」という方法です。
貯金と投資の割合を意識し始めたきっかけ

そもそも、なんで割合を気にするようになったの?
物価高だよ。現金を貯めているだけでは守れないと気づいたんだ!
投資前は現金を貯めることしか考えていなかった
投資を始める前の私は、現金での貯金しか頭にありませんでした。
お金もなかったため、とにかく現金を貯めることだけを考えていました。投資という選択肢は頭にあっても、まず手元にお金を用意することが最優先の日々でした。
物価高が「このままではいけない」と気づかせてくれた
貯金と投資の割合を真剣に考えるようになったのは、物価高がきっかけです。
大好きだったチョコボールが60円から倍近い値段になり、コンビニのおにぎりも120円から225円へ。身近なものの値段が次々と上がっていく中で、「このまま現金だけ積み上げていても、インフレに負けて損をする」という現実に気づきました。
インフレ負けとは?
現金をそのまま持ち続けることで、物価上昇に対して資産の実質的な価値が目減りしてしまうこと。例えば物価が年2%上昇すると、100万円の現金の実質的な価値は1年後に約98万円相当になります。現金だけで資産を守ろうとすると、気づかないうちに損をしている状態になります。
「割合」ではなく「金額」で決めた理由

手取りがバラバラだと割合管理は難しい
不動産営業という仕事柄、契約を取れた月と取れなかった月で、毎月の手取り収入にバラつきがあります。
「収入の20%を投資に回す」という割合管理を試してみましたが、収入が変動するたびに投資額と貯金額が変わってしまい、将来の見通しが立てにくいと感じました。
収入が少ない月は投資額も減るってこと?
そう。毎月バラバラだと”いついくら貯まるか”が計算できないんだ。だから金額で固定したんだよ!
金額を固定することで安定した資産形成ができる
そこでたどり着いたのが、「毎月の投資額と貯金額を金額で固定する」という方法です。
| 項目 | 毎月の金額 |
|---|---|
| 投資(NISA積立) | 5万円 |
| 貯金 | 5万円 |
| 残り | 生活費・その他 |
収入が多い月も少ない月も、投資額と貯金額を固定することで、資産形成の見通しが立てやすくなりました。
「毎月これだけ積み上がる」という数字が確定していることが、精神的な安定にもつながっています。
生活防衛資金が最初のゴール

生活防衛資金とは?
突然の失業・病気・大きな出費などの緊急時に備えて手元に置いておく現金のこと。投資とは別に確保しておく「いざという時のお金」です。この資金があることで、相場が下落しても投資を売らずに済みます。
まず生活費6か月分を確保する
投資を始める前に必ずやっておくべきことが、生活防衛資金の確保です。
例えば毎月の生活費が30万円かかる家庭なら、30万円×6か月分で180万円が目安になります。生活費が20万円なら120万円です。自分の生活費をもとに計算してください。
この金額を現金で確保してから、投資を始めることをおすすめします。
最初は3か月分から始めてもいい
「6か月分貯まるまで投資できないのか」と感じる方もいるかもしれません。
必ず6か月分必要というラインはありませんので、半分の3か月分は絶対に確保していただき、そこから少額で投資を始めるという始め方でも問題ありません。
資産形成を始める正しい順番
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 支出を見直して無駄な固定費を削減する |
| 2 | 生活防衛資金3か月分(生活費×3)を貯める |
| 3 | 少額から投資を開始する(月1万円〜でもOK) |
| 4 | 生活防衛資金を6か月分まで積み増す |
| 5 | 投資額・貯金額を金額で固定して継続する |
ステップ1が最初に来ているのには理由があります。固定費を削るのが、毎月の余剰資金を作る一番の近道だからです。私は保険と通信費の見直しで月3万円以上を捻出できました。
貯金と投資の具体的な使い分け

貯金は「直近3年以内に使うお金」
貯金の目的を明確にすることが重要です。私は貯金を「直近3年以内に使う可能性があるお金」と定義しています。
家を購入された方は住宅のリフォーム費用、車をお持ちの方は車の買い替え、お子さんがいらっしゃる方は子供の学費など、近い将来に必要になるお金は投資に回さず、現金で確保しておくことで、株式相場の下落時にも慌てて株を売る必要がなくなります。
近いうちに使う予定のお金を投資に回してしまうと、相場が下落したタイミングで売却せざるを得なくなります。「3年以内に使うお金=貯金」「3年以上使わないお金=投資」という基準で分けることで、焦らず長期投資を続けられます。
この「売らずに済む状態を作る」ことが、暴落時に耐えられるかどうかを分けます。
投資はNISA枠を最優先に
投資はまずNISA枠を埋めることを最優先にしています。毎月決まった金額でS&P500のインデックス投資を積み立て、苦しい時も変わらず続けられる金額を設定することが重要です。
収入が多い月こそ、全額を投資に回さない
ここが「金額固定」の肝になる部分です。
収入が増えた月に余剰資金が生まれても、すぐに全額を投資に回してはいけません。 増えた分は投資用の現金として一度プールしておきます。
せっかく増えたのに、投資に回さないの?
次に収入が減った月のためだよ。プールがあれば、収入が少ない月も同じ金額を投資に回せるんだ!
この仕組みがあることで、収入が変動しても毎月の投資額を一定に保てます。これが「金額固定」を実現するための具体的な方法です。
| 収入の状況 | 対応 |
|---|---|
| 収入が多い月 | 固定額を投資・余剰分は現金でプール |
| 収入が普通の月 | 固定額を投資 |
| 収入が少ない月 | プールした現金から補填して固定額を維持 |
子供3人がいる家庭での資産管理

教育費を意識した貯金設計
私は子供が3人いるため、将来の教育費を均等に準備することを意識しています。
子供1人あたりの教育費は数百万円単位になるため、3人分を早い段階から積み立てておくことが大切です。教育費は「使う時期が決まっているお金」なので、投資ではなく貯金で確保する部分を明確にしています。
背伸びした金額設定は禁物
無理な金額を設定して途中でやめてしまうよりも、続けられる金額を淡々と積み上げる方が、長期的な資産形成において圧倒的に重要です。「ちょっと物足りないかな」と感じるくらいの金額がちょうどいいです。
収入が上がった時は貯金に回し、下がった時はプールした資金で対応できるよう、無理のない金額で投資を続けることが大切です。
よくある質問

Q1. 収入が不安定でも投資を続けられますか?
続けられます。むしろ不安定だからこそ「金額固定」が有効です。収入が多い月にプールを作っておけば、少ない月も同じ額を投資に回せます。
Q2. 生活防衛資金を貯めながら投資してもいいですか?
3か月分を確保できているなら、少額から並行して始めても問題ありません。ただし3か月分未満なら、まず現金の確保を優先してください。
Q3. 貯金と投資、どちらを優先すべきですか?
順番があります。①固定費削減 ②生活防衛資金3か月分 ③少額投資開始 ④6か月分まで積み増し、という流れです。いきなり投資から始めないでください。
Q4. ボーナスは全額投資に回していいですか?
おすすめしません。使う予定のあるお金と生活防衛資金を確保したうえで、残りを投資に回すか、プールしておくのが安全です。
Q5. 毎月の投資額はどうやって決めればいいですか?
「収入が一番少なかった月でも続けられる金額」を基準にしてください。背伸びした金額は続きません。
まとめ|貯金と投資の割合に正解はない

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 管理方法 | 割合ではなく金額で固定 |
| 生活防衛資金 | 生活費6か月分(最低でも3か月分は確保) |
| 貯金の目的 | 直近3年以内に使う可能性があるお金 |
| 投資の優先順位 | まずNISA枠を埋める |
| 収入変動への対応 | 多い月にプールを作り、少ない月に補填 |
| 始める順番 | 支出見直し → 貯金 → 投資 |
正直に言うと、貯金と投資の割合に正解はありません。
大切なのは、自分が無理なく続けられる仕組みを作ることです。
収入が変動する人は、割合より金額なんだね!
私はまず生活防衛資金を3か月分貯めるところから!
その順番で合ってるよ!焦らず順番通りに進めることが、相場が荒れた時にも動じない資産形成につながるんだ!
まずは生活防衛資金を確保し、続けられる金額から投資を始めていきましょう。
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