この記事でわかること

  • 投資初期に「0になるんじゃないか」と思い込んでいた実体験
  • トランプショックで含み損5万円でも買い増した理由
  • YouTubeやXの株価予想が「再生回数のための企画」に過ぎない理由
  • インデックス投資と日本株の損切りラインの使い分け
  • 「銀行預金もマイナスになっている」という視点で怖さをなくす方法
  • 長期投資を続けるために必要な「仏のような強い心」とは何か
  • 下落時のメンタルを保つ唯一の方法

「株価が下がったらどうしよう」——投資を始めた頃、この恐怖が頭から離れませんでした。

少し株価が下がるたびに「このまま0になるんじゃないか」という思い込みに何度も陥りました。

しかしトランプショックで含み損が5万円出た時も、買い増しを選びました。

この記事では、株価の乱高下に耐えられるようになるまでの実体験と、長期投資のメンタルを保つ方法をお伝えします。


投資初期に「0になるんじゃないか」と思い込んだ話

少しの下落を「大暴落」だと勘違いしていた

投資を始めた頃、株価が少し下がるだけで「このまま0まで下がるんじゃないか」という思い込みに何度も陥りました。

今振り返ると、それは大した下落ではありませんでした。しかし投資経験がない状態では、わずかな値動きでも恐怖に感じてしまいます。

「乱高下だ」と思っていたものが、実は通常の値動きの範囲内だったということを、経験を積む中で少しずつ理解していきました。

「結局株価は戻る」という体感が全てを変えた

何度かの小さな下落を経験し、その後株価が戻っていく様子を実際に見ることで、「株価はどうせ戻る」という感覚が体に染み込んでいきました。

これは誰かに教えてもらったわけでも、本で学んだわけでもありません。実際に経験して体感したことで初めて得られた感覚です。

この体感が、トランプショックという本物の大暴落に直面した時の行動につながりました。


トランプショックで含み損5万円でも買い増した理由

トランプショックで何が起きたか

2025年、トランプ関税ショックによる大幅な相場下落がありました。

自分の場合、この時の含み損は5万円前後でした。

投資初期の自分なら、確実にパニックになっていたと思います。しかしこの時の行動は「買い増し」でした。

なぜ下落時に買い増せたのか

買い増しを選んだ理由はシンプルです。

「インデックス投資はこれまでの歴史上、大暴落が起きても必ず戻ってきた」という事実を知っていたからです。

過去の大暴落——リーマンショック・コロナショック——いずれも数年以内に株価は回復しています。この歴史的な事実が、下落時の恐怖を和らげてくれます。

下落はバーゲンセール。同じ金額でより多くの口数が買える機会です。

インデックス投資と日本株の損切りラインの使い分け

自分の投資スタイルとして、インデックス投資と日本株で対応を使い分けています。

投資の種類下落時の対応
インデックス投資絶対に売らない・むしろ買い増す
日本株(個別株)15%の損失が出たら売る

インデックス投資は長期で必ず戻るという確信があるため売りません。一方で個別株は企業の業績や様々な要因で回復しない可能性もあるため、15%という損切りラインを設けています。


YouTubeやXの株価予想を信じてはいけない理由

SNSの株価予想で失敗した体験

投資を始めた頃、株価の少しの値下がりでビビっていた時期がありました。その時よくやっていたのが、SNSの株価予想記事を頻繁に見ることでした。

「この人が言う通り、その株は上がりそうだ」と根拠もなく思い込み、おすすめされた株を購入。しかし株価が下がるということが何度もありました。

YouTubeやXの株価予想は「再生回数のための企画」

これは今ではっきりわかることですが、YouTubeやXの株価予想系の投稿は、再生回数を取るための企画に過ぎません。

「○○株が10倍になる」「この株を今すぐ買え」——こういったタイトルは視聴者の興味を引くためのものであり、本気の投資判断とは全く異なります。

たまたま株価が上がることはありますが、それは偶然に過ぎません。

正しい情報源で学ぶ

本気で投資の勉強をするなら、情報源がしっかりした本や信頼性の高い情報で学ぶことが大切です。

信頼性が高い情報源信頼性が低い情報源
投資関連の書籍YouTubeの株価予想動画
金融庁・証券会社の公式情報Xの株価予想ツイート
FPなどの資格を持つ専門家匿名のSNSアカウント
企業の決算報告書まとめサイトの投資情報

自分で調べる習慣を持つこと。 それが難しければ、固定概念で株を購入することは絶対にやめた方がいいです。


乱高下に耐えるための具体的な方法

相場は毎日確認するが「損益」ではなく「動き」を見る

毎日相場を朝10時頃確認しています。ただし確認する目的が重要です。

損益(いくら増えた・いくら減った)を確認するのではなく、今日の相場がどういう動きをしているかを見るだけのイメージです。

損益で一喜一憂し始めると、感情的な売買につながります。相場の動きを「情報として見る」という姿勢が、冷静な判断を保つコツです。

少ない金額から体験することしかない

下落時のメンタルを保つコツは、正直に言うと「少ない金額の時から体験することしかない」です。

1万円の含み損と100万円の含み損では、心理的なプレッシャーが全く違います。少額から投資を始めて、下落と回復を実際に体感することで、徐々に「どうせ戻る」という感覚が身についていきます。

だから最初は1万円以下の少額から始めることを強くおすすめします。


株価の乱高下が怖い方へのメッセージ

「銀行預金もマイナスになっている」という視点

株価の乱高下が怖くて投資を始められない方に、視点を変えて考えてほしいことがあります。

今のご時世、銀行にお金を預けている時点で、物価上昇率と銀行金利の差額でいうと、実質的にマイナスになっています。

年率
物価上昇率約2〜3%
銀行普通預金金利約0.1%
実質的な目減り約2〜3%/年

「株価が下落するかもしれないリスク」を怖がる一方で、「銀行預金で確実に価値が目減りするリスク」は見えていない——この現実に気づくことで、投資への怖さは大きく変わります。

下落時に売ってしまった人へ

下落時に売ってしまった経験がある方へ伝えたいことがあります。

YouTubeやXなどのSNSで投資判断をしている人が、下落時に売る傾向にあります。

感情的な投資判断をなくすためには、楽せずに自分で調べる習慣を身につけることが大切です。他人の意見に流されず、自分で根拠を持った投資判断ができるようになることが、長期投資を続けるための土台になります。


長期投資を続けるために一番大切なこと

仏のような強い心と余剰資金

長期投資を続けるために一番大切なことを正直にお伝えします。

「仏のような強い心と、なるべく多くの余剰資金」——この2つです。

必要なもの内容
仏のような強い心相場の上下に一切動じない精神力
余剰資金生活に影響しないお金で投資する

どんなに株価が下落しても動じない精神力と、下落時にも生活が脅かされない余剰資金の確保——この2つがあれば、長期投資を続けることができます。

余剰資金で投資することが最大のリスク管理

「余剰資金で投資する」というのは、投資の大原則です。

生活費や緊急の出費に使う可能性があるお金を投資に回してしまうと、下落時に「売らざるを得ない」状況になってしまいます。

絶対に使わないお金だからこそ、下落時も冷静でいられます。


まとめ|株価の乱高下に耐えるための3つの心得

心得内容
1インデックス投資は歴史上必ず戻ってきた・下落時も売らない
2SNSの株価予想は信じない・自分で調べる習慣を持つ
3余剰資金の範囲で・少額から始めて乱高下を体感する

株価の乱高下は怖いものです。しかし正しい知識と少額からの体験を積み重ねることで、「どうせ戻る」という感覚が自然と身についていきます。

まずは1万円以下の少額から始めて、自分の手で投資の感覚をつかんでみてください。


▼ 次に読んでほしい記事はこちら