貯金と投資の割合はどう決める?|毎月手取りがバラバラな不動産営業マンが「金額固定」にした理由
「貯金と投資、どのくらいの割合にすればいいんだろう」——投資を始めた頃、ずっとこの疑問を持っていました。
ネットで調べると「収入の20%を投資に回すべき」「貯金3:投資7が理想」など様々な意見が出てきます。しかし月々の給料の手取りがバラバラな自分には、割合で管理することがどうしても合いませんでした。
試行錯誤の末にたどり着いたのが、「割合ではなく金額で固定する」という方法です。
- 貯金と投資の割合を「割合」ではなく「金額」で決めるべき理由
- 生活防衛資金の目安と投資を始めるタイミング
- 手取りがバラバラなサラリーマンが実践している仕組み
- 貯金と投資の具体的な使い分け方
- 子供がいる家庭での資産管理の考え方
貯金と投資の割合を意識し始めたきっかけ
投資前は現金を貯めることしか考えていなかった
投資を始める前の自分は、現金での貯金しか頭にありませんでした。
お金もなかったため、とにかく現金を貯めることだけを考えていました。投資という選択肢は頭にあっても、まず手元にお金を用意することが最優先の日々でした。
物価高が「このままではいけない」と気づかせてくれた
貯金と投資の割合を真剣に考えるようになったのは、物価高がきっかけです。
大好きだった60円のチョコボールが128円、コンビニの海老マヨネーズおにぎりが、120円から225円など、身近なものの値段が次々と上がっていく中で、「このまま現金だけ積み上げていても、インフレに負けて損をする」という現実に気づきました。
「割合」ではなく「金額」で決めた理由
手取りがバラバラだと割合管理は難しい
不動産営業という仕事柄、契約と取った月や取れなかった付きで、毎月の手取り収入にバラつきがあります。
「収入の20%を投資に回す」という割合管理を試みてみましたが、収入が変動するたびに投資額と貯金額が変わってしまい、将来の見通しが立てにくいと感じました。
金額を固定することで安定した資産形成ができる
そこでたどり着いたのが、「毎月の投資額と貯金額を金額で固定する」という方法です。
- ・投資(NISA積立):5万円
- ・貯金:5万円
- ・残り:生活費・その他
収入が多い月も少ない月も、投資額と貯金額を固定することで、資産形成の見通しが立てやすくなりました。
生活防衛資金が最初のゴール
まず生活費6か月分を確保する
投資を始める前に必ずやっておくべきことが、生活防衛資金の確保です。
毎月30万円生活費がかかる人の場合は
30万円×6か月分で180万円です。
この金額を現金で確保してから、投資を始めることをおすすめします。
最初は3か月分から始めてもいい
「180万円貯まるまで投資できないのか」と感じる方もいるかもしれません。必ず6か月分必要というラインはありませんので、半分の3か月分は絶対に確保していただき、そこから少額で投資を始めるという始め方でも問題ありません。
【資産形成を始める正しい順番】
- 支出を見直して無駄な固定費を削減する
- 生活防衛資金3か月分(目安:生活費×3)を貯める
- 少額から投資を開始する(月1万円〜でもOK)
- 生活防衛資金を6か月分まで積み増す
- 投資額・貯金額を金額で固定して継続する
貯金と投資の具体的な使い分け
貯金は「直近3年以内に使うお金」
貯金の目的を明確にすることが重要です。ここでの定義は、貯金は直近3年以内に使う可能性があるお金と定義しています。
家を購入された方は住宅のリフォーム費用、車をお持ちの方は車の買い替え、お子さんがいらっしゃる方は子供の学費など、近い将来に必要になるお金は投資に回さず、現金で確保しておくことで、株式相場の下落時にも慌てて株を売る必要がなくなります。
【やってはいけないこと】
近いうちに使う予定のお金を投資に回してしまうと、相場が下落したタイミングで売却せざるを得なくなります。「3年以内に使うお金=貯金」「3年以上使わないお金=投資」という基準で分けることで、焦らず長期投資を続けられます。
投資はNISA枠を最優先に
投資はまずNISA枠を埋めることを最優先にしています。毎月決まった金額でS&P500のインデックス投資を積み立て、苦しい時も変わらず続けられる金額を設定することが重要です。
収入が増えた月に追加で余剰資金が生まれた場合も、すぐに全額株を購入するのではなく、投資用の現金として一度プールしておくようにしっかり置いておきましょう。これにより、投資に回さなかった分が現金として残り、収入が減った時も同じ金額を維持することができます。
- 投資:NISA枠でS&P500インデックス積立(毎月5万円)
- 貯金:別の口座に5万円貯金
- 残り:生活費と余ったお金は現金でプール
子供3人がいる家庭での資産管理
教育費を意識した貯金設計
私は子供が3人いるため、将来の教育費を均等に準備することを意識しています。子供1人あたりの教育費は数百万円単位になるため、3人分を早い段階から積み立てておくことが大切です。
収入が変わった時の対応
収入が上がった時は貯金に回し、下がった時は余剰資金で対応できるよう、無理のない金額で投資を続けることが大切です。
貯金と投資の割合で悩んでいる人へ
「割合」より「金額」で固定することをおすすめする理由
貯金と投資の割合で悩んでいる方に伝えたいのは「割合ではなく金額で固定する」という考え方です。割合で決めると、収入が変動するたびに貯金額・投資額が変わり、将来の見通しが立てにくくなります。金額を固定することで、毎月の資産形成がシンプルになります。
資産を守りながら少しずつ増やしていくためには、焦らず順番通りに進めることが最も重要です。まずは支出を見直して無駄を削り、生活防衛資金を確保し、そこから投資を始める。この流れを守ることで、相場が荒れた時にも動じない安定した資産形成ができるようになります。
まとめ
- 管理方法:割合ではなく金額で固定
- 生活防衛資金:生活費6か月分(最低でも3か月分は確保)
- 貯金の目的:直近3年以内に使う可能性があるお金
- 投資の優先順位:まずNISA枠を埋める
- 収入変動への対応:無理のない金額を設定して継続
- 始める順番:支出見直し → 貯金 → 投資
ここまで私のおすすめとして、貯金から投資への考え方をお伝えしましたが、正直、貯金と投資の割合に正解はありません。大切なのは、自分が無理なく続けられる仕組みを作ることです。
まずは生活防衛資金を確保し、続けられる金額から投資を始めていきましょう。
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